代表取締役社長

松田善五郎

 価値観の多様化に伴って少量多品種生産が求められている現在。パッケージや包装紙の製造分野でも、企画から製造、加工、配送までをトータルにしかも小ロットで行うための機軸が不可欠となっています。そんな中で三和紙業は、各組織体制を充実させるだけでなく、外部ネットワークも築き、それぞれが持つノウハウをひとつにして、機動力の向上と企画力の充実を絶えず図ってきました。三和紙業が今も着実に業績を伸ばすことが出来ておりますのも三つ(お取引先、ご協力先、社内)の「輪」=「和」の力によるものと、皆様に感謝いたしております。

 さて、パッケージが持つ役割は、時代の流れとともに少しずつ確実に変化しています。パッケージはもはや中身を正しく伝えて保護するだけの縦の存在ではなくなりました。生活者はパッケージが発信するメッセージを驚くほど敏感に読み取っています。中身よりもむしろメッセージを購入している言っても過言ではないでしょう。私たちはこの実情をしっかりと受け止め、総合的見地から捉えたパッケージのプレゼンテーションを行っていきたい、そして時代を映すメッセージを発信していきたいと考えています。

 今後も流通機構の変化によるシステム化、それに伴うパッケージ形態の変化、省資源問題など、新しい課題が次々に発生するでしょう。しかし、お取引先とご協力いただいている方々との「和」、社内の「和」がある限り、私たちはひとつひとつを着実にクリアしながら、紙やフィルムの可能性とデザインの力をさらに引き出していくことができる、と強く確信しています。